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クローン病の現状

治療法

監修: 北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター長  日比 紀文 先生
慶應義塾大学 消化器内科 講師  長沼 誠 先生

1.はじめに

クローン病には根本的な治療法はありません。しかし、患者さん自身がクローン病を正しく理解して、治療を受ければ緩解状態を維持していくことが可能です。そのためには、生活状態や食事などに注意し、薬物療法や外科療法を組み合わせて、炎症の再燃・再発を予防することが重要です。

治療の基本は、腸管の炎症を抑えて症状を和らげるための薬物療法であり、時に栄養状態を良くするための栄養補給を組み合わせた治療が行われます。腸閉塞や穿孔、大量出血などがあらわれた場合には手術が行われます。

クローン病で使用される薬剤には、5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤、副腎皮質ホルモン(ステロイド薬)、免疫抑制剤、抗TNFα抗体(インフリキシマブ)があり、その他に抗菌薬が使われることもあります。