クローン病で手術が必要となるのは、どういう場合ですか?また、手術後はどのような治療を行うのでしょうか?

手術の要因は、大きく分けて2つあります。1つは手術をしなければ生命に危険がおよぶような場合、もう1つは、クローン病のいろいろな症状や合併症による「QOL(生活の質)の低下」を改善するために行われる場合です。抗TNFα抗体製剤のような治療薬の使用で、重症の患者さんでも病気の進行を抑えることも可能になってきましたが、狭窄や瘻孔(ろうこう)など手術以外では改善できないような場合もあります。手術の内容としては、狭窄を広げる手術や病変部付近の切除術が行われます。

手術により病変部を取り除いたあとは、再手術の抑制効果がある薬剤などによってしっかりと炎症をコントロールし、寛解状態を維持することが重要です。

荒木俊光先生